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子供の集中力が続かない!どうしたらいい?原因と対処法

目次
  1. 質問①集中力・注意力が低い理由は?
  2. 質問②集中力を高めるには?
  3. 質問③ADHDの見分け方

なぜうちの子はじっと机に向かって勉強できないの?どうしてこんなにミスが多いの?・・・と子供の集中力が続かないこと、注意力が散漫になってしまうことを心配する親御さんは多いはず。ノバキッドの教師の研修を担当している心理学者であり、ベテラン教師でもあるジュリア・アレクシーヴァさんが、子供の注意力が散漫になる原因にアプローチし、どうすれば集中力を高めることができるかのヒントをQ&A形式でお伝えします。子供が飽きずに楽しく英語を学び、英語を学ぶモチベーションを維持するお手伝いになれば幸いです!

質問①集中力・注意力が低い理由は?

子どもの集中力・注意力が低い理由は?活動そのもの、あるいは、子どもの性格や体調などが関係しているの?

ジュリアさんの回答

まず最初に、何が正常な集中力レベルなのかということを定義したいと思います。年齢によって正常とされる集中力の継続時間は異なります。子供の年齢に合った注意力の持続時間を知ることで、親の期待値を点検する必要があります。一般的に子供の集中力の持続時間を平均すると下記のようになります:

  • 2歳 4~6分
  • 4歳:8分~12分
  • 6歳:12分~18分
  • 8歳:16分~24分
  • 10歳:20分〜30分
  • 12歳:24分~36分
  • 14歳:28分~36分
  • 16歳 32分~48分

上記からも、4歳児に休憩なしの25分レッスンを強要しても意味がないことがおわかりいただけると思います。これは体力的に集中できないからです。このように、注意力が足りない一番の原因は、子供の年齢です。

ただし、これらの数字はあくまでも一般論です。子供の集中力は、お腹の空き具合、疲れ、近くにどれだけ気が散るものがあるか、行っている活動そのものへの興味などの要因によって大きく左右されます。

もしお子さんの注意力が平均より大幅に低いのであれば、それは真剣に取り組む必要があります。もしかしたら、甲状腺機能低下症のような慢性疾患の結果かもしれませんし、学習障害の症状かもしれません。

質問②集中力を高めるには?

大人が仕事や勉強、その他の活動に集中できないときは、通常、時間管理のテクニックの一つを使うか、気分転換する(散歩に行く、昼食をとる、休憩をとるなど)ことがよくすすめられます。子供の場合はどうですか?子供の集中力を高めるには、どのような方法がありますか?

ジュリアさんの回答

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休憩をとることは常にとるべき選択肢の一つです。大きな課題は時間を分けて取り組むなど、途中で短い休憩時間を設けた方が取り組みやすい方法です。また休憩時間は子供を放置するだけでなく、休憩時間を使って身体を動かすTPRメソッド*を利用するのも非常におすすめです。体を動かすことは、脳を充電するのに最適な方法です。

*TPRメソッドとは

TPRは、「Total Physical Response」の略称で、「身体を動かしながら」外国語を習得していく指導法を意味します。TPRは、「赤ちゃんが母語を習得していく過程を、外国語学習者に応用したメソッド」とされ、1960年代にアメリカの心理学者ジェームス・アッシャーによって提唱され、普及した語学学習法です。

TPRでは「聞いて内容を理解する力、また理解したことを身体全体で反応する力」を高めることに焦点を置いています。先生から出される英語の指示に対し、子供は動作で反応を返すというのがTPRの特徴で、あくまでも聞いて理解するヒアリングを重視し、スピーキングは強制しないところが特徴です。

ノバキッドのレッスンの多くは、このTPR法を取り入れ、英語がわからなくても子供が先生の言葉や顔の表情、ジェスチャーから自然に英語を理解できるようになります。そしてネイティブの発音、イントネーション、リズムを体で身につけることができるようにしています。

TPRについての詳しい他の記事はコチラを参照!

フィジェット・トイ(知育道具の一種)を利用し、子供が手足をそわそわさせるのは避けましょう。フィジェット・トイは、子供たちが取り組むべき課題に集中しながら、手のひらで遊ぶことができる製品です。

あるいは、各状況に応じたアプローチですが、例えば、 子供が音読の練習に苦労していると感じたら、音読する声のバリエーションを増やしたり、ペースを速くしたり遅くしたりして、読書を楽しくさせる工夫をしましょう。

大切なのは子供のやる気を起こさせることです。子供が課題を達成するのをためらわずに励ましてあげてください。課題に取り組むことを負担に感じている子供は、すぐにイライラして注意が散漫になりやすいです。子供が難しいと感じている課題にどのようにアプローチするかを考えるのを手助けするのがコツです。

質問③ADHDの見分け方

単なる注意力の問題と注意欠陥多動性障害(ADHD)とを混同しないためには?ADHDが疑われる場合のめやすとは?

ジュリアさんの回答

子どもの注意散漫が特にひどいと感じられる場合、まずはその行動を(友人やクラスメートとだけ比較するのではなく)同年齢、同じ性別の他の子供たちと比較する必要があります。そして、この行動が大きく異なり、家庭生活や学校生活に影響を及ぼすようであれば、専門家のアドバイスを仰ぐことをおすすめします。

注意欠陥多動性障害(ADHD)の症状は、行動上の問題で2種類に分類されます。

1) 多動性と衝動性

2)集中力がない

この2つの問題は、必ずしも同時に起こるわけではありません。例えば、ADHDの子供は、多動性や衝動性はないが、集中力に問題があるとされています。このようなADHDは、注意欠陥障害(ADD)としても知られています。ADDは、症状があまり目立たないため、気づかれないこともあります。

ADHDは、女の子よりも男の子に多く診断されます。女の子は注意散漫だけの症状を持っている可能性が高く、ADHDの症状がより顕著な、破壊的な行動をとる可能性は低いでしょう。つまり、ADHDを持つ女子は必ずしもADHDと診断されない可能性があるのです。

子どものADHDの症状は、通常、6歳までに顕著になります。家庭生活や学校生活の中で、複数の場面で発生します。

注意散漫の主な兆候は次の通りです:

  • 注意力が短く、すぐに気が散ってしまう。
  • 宿題などで不注意なミスをする。
  • 忘れっぽくなったり、物をなくしたりする。
  • 時間がかかる作業を続けることができない。
  • 指示を聞いたり、実行したりすることができない。
  • 常に活動を切り替える。
  • タスクを整理するのが苦手。

注意欠陥多動性障害(ADHD)の主な兆候は以下の通りです:

  • 特に静かな環境で、じっと座っていることができない。
  • 常にそわそわしている。
  • 作業に集中することができない。
  • 過度に体を動かす。
  • 過度のおしゃべり。
  • 自分の順番を待つことができない。
  • 考えずに行動する。
  • 会話に割り込む。
  • 危険に対する感覚がほとんどない。

ADHDの症状は、学校での成績不振、他の子供や大人とのコミュニケーションでの問題、しつけの問題など、子どもの生活に重大な問題を引き起こす可能性があります。もし、生活習慣や環境、体調などの問題を解消しても注意力に欠けているようなら、専門家による適切な支援を早めに受けることが非常に重要です。

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